2026.9.11 #HYROX #トレーニングシューズ #ランニングシューズ #ギアガイド

【2026年最新版】HYROXにおすすめのシューズ5選|メリット・デメリット・価格を徹底比較

HYROXレースで使うトレーニングシューズのイメージ

世界中で爆発的な人気を誇るインドア・フィットネスレース「HYROX(ハイロックス)」。1kmのランニングとファンクショナルトレーニングを8回繰り返すレースで、最初に揃えるべきギアがシューズです。

「ランニングシューズでいいの?」「ジム用のクロススニーカーがいいの?」と悩む方も多いはずです。結論から言うと、HYROXでは8kmを走るランニング性能と、スレッドプッシュで滑らないグリップ・ステーションでの安定性の両立が必要です。どちらか一方に振り切った靴は、タイムロスか怪我のリスクになります。

2026年の最大の変化は、公式パートナーのPUMAがHYROX専用に設計した初のシューズ「ディヴィエイト ニトロ エリート 4 HYROX」を投入したことです。一方で、カーボンレーサーは上級者向けであり、初出場ならプレートなしの公式モデルのほうが無難です。本記事では、この前提で5足を選び、メリット・デメリット・価格目安まで揃えて比較します。

価格は2026年9月時点のメーカー希望小売価格、または国内の販売目安です。実売価格は変動します。

目次

    1. HYROXシューズ選びの3つの鉄則

    おすすめ5選は、次の3点を満たすかどうかを基準に選んでいます。後述の各モデル評価も、この鉄則と矛盾しないように書いています。

    • アウトソールのグリップが最優先:スレッドプッシュ・プルでは、汗で濡れたカーペットを噛めないと足が滑り、タイムが大きく落ちます。HYROX向けにラバー面積を広げたソールが有利です。
    • ベースはランニングシューズ:合計8km走るため、底が硬く平らなクロストレーナーだけだと後半のランが持ちません。逆に、マラソン専用の超厚底カーボンレーサーはステーションでグラつきやすいので避けます。
    • カーボンは「HYROX用に調整されたもの」だけ検討する:プレート自体が悪いわけではありません。問題なのは、マラソン用の高い・硬いプレートです。公式のエリート 4 HYROXのように、プレートをしなやかにし、ソールのグリップを足したモデルはレース向きです。ただし初心者や足首が不安定な人は、プレートなしから入るべきです。

    2. 【2026年最新】HYROXおすすめシューズ5選

    公式HYROXモデル2足と、ラン性能で選ばれやすい非公式3足です。上から「レース特化」→「練習・初出場」→「ラン重視の代替」の順です。

    1. PUMA:ディヴィエイト ニトロ エリート 4 HYROX(Deviate NITRO Elite 4 HYROX)

    【レース本番・自己ベスト狙い】HYROXのために作られた初の専用シューズ

    旧記事で紹介していた「ディヴィエイト ニトロ 4 HYROX」とは別物です。2026年2月発売の本モデルは、カーボン製PWRPLATE、NITROFOAM Elite、スレッド向けに面積を広げたPUMAGRIPを組み合わせた公式フラッグシップです。重量は約194g(UK8)、ドロップ8mm、希望小売価格は税込30,800円です。

    • メリット:公式がスレッド用にチューニングしたグリップ。8kmのランを推進するカーボンプレート。HYROX専用としては2026年時点で最も完成度が高い。
    • デメリット:5足の中で最も高い。プレートとスタックが高いため、慣れるまでランジ・ウォールボール・ファーマーズキャリーでグラつきやすい。初出場の「失敗しない1足」には向かない。
    • 価格目安:税込30,800円(メーカー希望小売価格)
    • こんな人向け:レース経験があり、ラン区間で秒を稼ぎたい中上級者。カーボンレーサーに慣れている人。

    カーボンは欲しいがエリートは高い・不安定、という場合は、同じ公式ラインのディヴィエイト ニトロ 4 HYROX(税込23,100円)が一段扱いやすい中間モデルです。

    2. PUMA:ヴェロシティ ニトロ 4 HYROX(Velocity NITRO 4 HYROX)

    【初出場・練習兼用の本命】プレートなしで、公式グリップだけ欲しい人向け

    同じPUMA x HYROXでも、こちらはカーボンプレートなし。NITROFOAMとPUMAGRIPを残しつつ、接地が低く動きやすい日常〜レース兼用モデルです。ドロップ10mm。一般的なロード用ヴェロシティ ニトロ 4ではなく、HYROX仕様を選んでください。

    • メリット:プレートがないのでバーピー・ランジ・ウォールボールで足裏全体が使いやすい。PUMAGRIPでスレッドも滑りにくい。価格が公式3モデルの中で最も現実的。
    • デメリット:エリート 4ほどのラン推進力はない。幅が細めに感じる人がいる。HYROXカラーは店舗在庫が偏りやすい。
    • 価格目安:税込約16,500円前後(国内取扱店の販売目安)
    • こんな人向け:初めてHYROXに出る人、1足で練習と本番を兼ねたい人、カーボンが苦手な人。

    3. adidas:アディゼロ EVO SL(Adizero Evo SL)

    【ランで稼ぎたいアディダス派】軽さは一流。滑りにくい靴、ではない

    Lightstrike Proを載せた高コスパのスピードトレーナーで、希望小売は税込19,800円です。Continentalラバーは乾いた路面では優秀ですが、HYROXの濡れたカーペットではPUMAGRIPほど安心できません。前足部が高く、ステーションでは横方向に不安定になりやすい点も、鉄則2・3と整合する弱点です。

    • メリット:8kmのランが軽く、後半も脚が残りやすい。価格とスピードのバランスが良い。普段からアディダスのラストに慣れている人は違和感が少ない。
    • デメリット:スレッドや汗で濡れた床では、公式PUMAほどグリップしない。ステーションでの安定性は5足の中でも控えめ。初心者の「滑らない靴」としては不向き。
    • 価格目安:税込19,800円(メーカー希望小売価格)
    • こんな人向け:ランが武器の中上級者で、ステーションのグラつきを練習で許容できる人。アディダス愛用者。

    4. Saucony:エンドルフィン スピード 5(Endorphin Speed 5)

    【ランと安定の中間】ナイロンプレートで、カーボンほど尖らない

    スピードロールと呼ばれる前への転がる感覚と、ナイロンプレートの適度な反発が特徴です。マラソン用の硬いカーボンほどステーションで暴れず、プレートなしよりはランが楽、という位置づけです。公式希望小売は税込29,700円前後です。

    • メリット:ラン区間の推進力と、ステーションでの安定のバランスが良い。カーボンが苦手でも「少し走りたい」人に合う。
    • デメリット:HYROX専用ソールではないので、スレッドの食いつきはPUMA公式に劣る。定価はエリート 4に近く、コスパで選ぶならヴェロシティやマッハ 7のほうが明確。
    • 価格目安:税込29,700円(メーカー希望小売価格。セール時は約18,000円前後まで下がることがある)
    • こんな人向け:ランでタイムを削りつつ、カーボンレーサーは避けたい中上級者。

    5. HOKA:マッハ 7(Mach 7)

    【軽さ・低ドロップ】プレートなしで、ステーションのフォームを崩したくない人向け

    2026年3月発売の最新スピードトレーナーです。プレート非搭載、ドロップ5mm、メンズ約237g(28cm)。希望小売は税込17,600円。低ドロップのため、ウォールボールやスクワットで踵が浮きにくく、鉄則2の「ステーションでグラつかない」に寄せた選択です。ランの推進力ではエリート 4やEVO SLに及びません。

    • メリット:軽い。プレートなしで動きやすい。低ドロップでスクワット系が安定しやすい。価格も現実的。
    • デメリット:HYROX専用グリップではない。スレッドの食いつきはPUMAGRIPに劣る。クッションは厚めなので、接地感覚を重視する人には物足りない場合がある。
    • 価格目安:税込17,600円(メーカー希望小売価格)
    • こんな人向け:プレートが苦手で、軽さとステーションの安定を優先する人。初出場で予算を抑えたい人。

    3. 5つのシューズ比較表

    タイトルどおり、プレート・価格・メリット・デメリット・向き先を一表にまとめています。詳細は上の各見出しへジャンプできます。

    シューズ名 プレート 価格目安(税込) メリット デメリット 向いている人
    PUMA ディヴィエイト ニトロ エリート 4 HYROX カーボン(HYROX用) 30,800円 専用グリップとランの推進力 高価。慣れるまでステーションでグラつきやすい 中上級者・自己ベスト狙い
    PUMA ヴェロシティ ニトロ 4 HYROX なし 約16,500円 公式グリップ+自然な接地。練習兼用 ランの推進力はエリートに劣る 初出場・1足で兼用したい人
    adidas アディゼロ EVO SL なし 19,800円 ランが軽い。コスパが良い 濡れた床のグリップと横安定が弱い ラン重視のアディダス派
    Saucony エンドルフィン スピード 5 ナイロン 29,700円 ランと安定の中間 専用グリップではない。定価は高め カーボンを避けたい中上級者
    HOKA マッハ 7 なし 17,600円 軽さ。低ドロップでスクワット系が安定 スレッドの食いつきは公式PUMAに劣る 軽さ・ステーション安定・予算重視

    ※価格は2026年9月時点の目安です。セールや在庫で変動します。

    4. まとめ:目的別に1足を選ぶ

    2026年は「公式HYROXシューズが出た年」です。ただし公式だから全員にエリート 4が最適、ではありません。選び方の鉄則どおり、滑らないことと、自分のレベルに合った安定性を優先してください。

    • レースで自己ベストを狙う中上級者:PUMA ディヴィエイト ニトロ エリート 4 HYROX(税込30,800円)
    • 初出場、または練習と本番を1足で兼ねる:PUMA ヴェロシティ ニトロ 4 HYROX(約16,500円)
    • ランで稼ぎたいアディダス派:adidas アディゼロ EVO SL(税込19,800円)。グリップは公式PUMAより弱い前提で使う
    • カーボンは避けたいが、ランも捨てたくない:Saucony エンドルフィン スピード 5(税込29,700円)
    • 軽さとステーションの安定、予算を優先:HOKA マッハ 7(税込17,600円)

    迷ったら、初出場はヴェロシティ ニトロ 4 HYROX、経験者のレース当日はエリート 4 HYROX、というのが2026年時点で一番矛盾の少ない選び方です。本番前に、スレッドとランジだけは履き慣らしておきましょう。