2026.9.24 #HYROX

【2026年最新版】HYROX全8種目のマシン・機材まとめ|公式器具と代替品

HYROXのイメージ

1kmランと8つのワークアウトを交互に行うインドアフィットネスレース「HYROX(ハイロックス)」。タイムを縮めるにも、ジムでクラスを開くにも、本番に近い機材があるかどうかで練習の質が変わります。

2026年9月時点の公式分担は、エルゴ(SkiErg/RowErg)がConcept2、スレッド以降の道具がCENTRです。公式はレースと同じ感触が残りますが、価格は高いです。この記事では種目ごとに公式と安い代替の両方を置きます。数字が本番と結びつくエルゴだけ、代替はおすすめしません。

重量は2026/27シーズンのシングルス規則です。スレッド重量はソリ本体込みです。価格は国内の販売目安で、実売は変動します。

目次

    1. 全8種目と、公式/代替の分け方

    8種目のうち、機材が要るのは7つです。バーピーブロードジャンプだけ床があれば足ります。公式を全部揃える必要はありません。クラスを公式仕様で回すならCENTR、自宅で回数を踏むなら代替、というのがいちばん無駄が少ないです。

    種目 距離・回数 公式 代替
    1. SkiErg 1,000m Concept2 SkiErg しない(中古のConcept2)
    2. Sled Push 4×12.5m CENTR スレッド+プレート VEROMAN スレッド+RITFITプレート
    3. Sled Pull 4×12.5m 同じスレッド+CENTRロープ VEROMAN(ロープ付き)
    4. Burpee Broad Jump 80m — 機材なし
    5. RowErg 1,000m Concept2 RowErg(標準脚) しない(中古のConcept2)
    6. Farmers Carry 200m CENTR Octo 24kg IVANKO 16/24kg
    7. Sandbag Lunges 100m CENTR 20kg Elerobe サンドバッグ
    8. Wall Balls 100回 CENTR 6kg(直径約35.5cm) NISHI メディシンボール(4/6kg)

    部門別の重量(シングルス)

    種目 Women Open Men Open / Women Pro Men Pro
    Sled Push(ソリ込み) 102kg 152kg 202kg
    Sled Pull(ソリ込み) 78kg 103kg 153kg
    Farmers Carry 2×16kg 2×24kg 2×32kg
    Sandbag Lunges 10kg 20kg 30kg
    Wall Balls 4kg(高さ2.70m) 6kg(男子3.00m/女子Pro 2.70m) 9kg(高さ3.00m)

    ウォールボールのターゲット高は部門ではなく性別です。女子2.70m、男子3.00m。スレッドはプレートの合計ではなく、ソリ本体を含んだ重量です。

    2. SkiErg:公式はConcept2。クローンは使わない

    Station 1は、最初の1kmランの直後に来る1,000mです。腕だけで引くとすぐに肩が終わります。股関節を折って体幹と背中でハンドルを落とす、クロスカントリースキーの動きです。レースの平均ペースを作る種目なので、モニターの数字が本番と同じ機械かどうかが重要です。

    公式はConcept2 SkiErgです。現行もPM5で、2026年9月時点にPM6はありません。壁付けかフロアスタンドかを選べます。ジムで動かすならスタンド付きが扱いやすいです。国内正規のスタンド付きは税込約220,000円が目安です。

    安いスキーエルゴは、引きの感触も500mスプリットも違います。練習で出した数字をレースに持ち込めないので、代替にはしません。予算を落とすなら、別メーカーではなく中古のConcept2を探してください。

    • 公式を選ぶ人:SkiErgのタイムを合わせたい人。クラス導入するジム。
    • 代替:なし。中古の同じ機械だけ。

    公式:Concept2 SkiErg

    3. RowErg:公式はConcept2。標準脚を第一候補に

    Station 5はレース中盤の1,000mです。すでに脚と背中が疲れたあとで、漕ぎの約6割は下半身です。SkiErgと同じ空気抵抗のフライホイールなので、ダンパーとストローク数の感覚を揃えておくと失速しにくいです。

    2021年以降の正式名称はRowErgです。脚は標準(シート高約36cm)とトール(約51cm)があります。レース会場で見るのは標準脚が多いです。トール脚は立ち上がりやすさ向けで、必須ではありません。モニターはSkiErgと同じPM5です。

    安いローイングマシンは漕ぎもペース表示も違うので、1,000m対策の代替にはしません。安くするなら中古のConcept2 RowErgです。

    • 公式を選ぶ人:中盤1,000mのペースを合わせたい人。
    • 代替:なし。中古の同じ機械だけ。

    公式:Concept2 RowErg(標準脚)

    4. スレッド:公式CENTRと、ロープ付きの練習用

    Station 2がプッシュ、Station 3がプルです。どちらも4×12.5m(合計50m)で、レースで脚と心拍がいちばん上がる区間のひとつです。カーペットやターフの上を滑らせ、ポールにプレートを積んで負荷を変えます。表示重量はソリ本体込みなので、プレートの合計だけ見ないでください。

    プッシュだけではプルの感覚は再現できません。公式はスレッドとパワーロープが別売りです。練習用のVEROMANはロープが付属します。床はターフかカーペットが前提です。

    公式:CENTR HYROX スレッド

    本番と同じ持ち手と滑りです。クラスでOpen/Proの重量を出し分けるなら、公式ソリの方が説明しやすいです。国内目安は税込約82,500円。プレートとロープは別売りです。

    公式:CENTR パワーロープ

    プル用です。公式は全長15m、3mごとに目印があります。スレッドには付属しません。

    代替:VEROMAN パワースレッド

    プッシュとプルの両方に使えます。ロープ付きなので、公式ロープを別途買わなくてよいです。滑りと持ち手は公式と違いますが、前傾して押す・ロープで引く練習には足ります。

    代替:RITFIT プレート

    5〜25kgです。公式CENTRプレートは20kg一枚で税込約37,400円と高いので、積むだけなら一般プレートで十分です。すでにプレートがあるジムは、それを使ってください。

    5. ファーマーズキャリー:公式OctoとIVANKO

    Station 6は200mです。両手に1個ずつ持って歩きます。Open女子16kg、Open男子/Pro女子24kg、Pro男子32kg。ハンドルの太さと、置いたときに倒れにくいかが本番の感触に出ます。両手分で2個必要です。

    公式:CENTR Octo ケトルベル 24kg

    八角形で転がりにくく、本番のキャリーに近いです。24kgはOpen男子とPro女子の重量です。16kg/32kgは同じシリーズで揃えます。1個売りが多いので、ペアで2個見てください。

    代替:IVANKO ケトルベル

    必要なのは重量です。丸いIVANKOでも、16kg/24kgが合っていればキャリー練習はできます。形の安定は公式に譲ります。Pro男子は32kgを足してください。

    6. サンドバッグランジ:公式20kgと充填式

    Station 7は100mのランジです。肩に担いで、膝が床に近づくまで下ろします。バッグの長さと担ぎ位置が違うと、歩幅も落下位置も変わります。Open女子10kg、Open男子/Pro女子20kg、Pro男子30kgです。

    公式:CENTR HYROX サンドバッグ 20kg

    レース向けの長さと担ぎ位置です。Open男子とPro女子ならこの20kgで足ります。砂が別売りのことがあるので、届いてからの充填を見てください。

    代替:Elerobe サンドバッグ

    肩に担げて、部門の重量まで入れられる充填式なら公式でなくてよいです。ダンベルを肩に乗せる代用は、落ち方も歩幅も違うのですすめません。

    7. ウォールボール:公式6kgとメディシンボール

    Station 8は最後の100回です。しゃがんで起き上がり、決められた高さのターゲットに当てます。公式球は直径約35.5cmで、持ち方もバウンドもメディシンボールと違います。ターゲット高は女子2.70m、男子3.00mです。公式リグは高いので、練習は壁に印を付けるだけで足ります。

    公式:CENTR HYROX ウォールボール 6kg

    Open男子とPro女子の競技重量です。直径約35.5cmなので、最後の100回の軌道を本番に寄せたい人はこちらです。Open女子は4kg、Pro男子は9kgです。

    代替:NISHI メガソフトメディシンボール

    1〜6kg展開です。回数と重量の練習なら4kg/6kgで足ります。直径は公式より小さいので、持ち方と落下位置は本番と違います。Pro男子の9kgはこのシリーズでは足りません。

    8. バーピーブロードジャンプ:買う機材はない

    Station 4は80mです。胸を床につけて、両足で前へ跳ねます。マットも箱も不要です。必要なのは距離を測れる床と、ターンの位置だけです。機材リストから外して問題ありません。

    9. 個人とジム、どちらを先に揃えるか

    • 個人(Open男子の例):Concept2はジムのマシンを使う。自宅はIVANKO 24kg×2、サンドバッグ20kg、ウォールボール6kg(またはNISHI 6kg)。スレッドは床が許すならVEROMAN。
    • 個人で公式を1つ足すなら:ウォールボールかサンドバッグ。最後の種目と担ぎ位置が、代替との差が出やすいです。
    • ジムのクラス:SkiErgとRowErgはConcept2。スレッド、ロープ、Octo、サンドバッグ、ウォールボールはCENTRがあると部門の説明がしやすいです。プレートは一般品で足ります。

    まとめ

    • 代替しない:Concept2のSkiErgとRowErg。数字をレースに持ち込むならこの2台です。安くするなら中古。
    • 公式と代替の両方がある:スレッド、ロープ、ケトルベル、サンドバッグ、ウォールボール。感触を寄せるならCENTR、回数を踏むなら代替。
    • 買わなくてよい:バーピー用の器具。VEROMANを買うなら公式ロープも不要です。

    全部を公式で揃えなくて大丈夫です。自分の部門の重量から、エルゴ以外は公式か代替かを種目ごとに選んでください。