【2026年最新版】HYROX全8種目のマシン・機材まとめ|公式器具と代替品
1kmランと8つのワークアウトを交互に行うインドアフィットネスレース「HYROX(ハイロックス)」。タイムを縮めるにも、ジムでクラスを開くにも、本番に近い機材があるかどうかで練習の質が変わります。
2026年9月時点の公式分担は、エルゴ(SkiErg/RowErg)がConcept2、スレッド以降の道具がCENTRです。公式はレースと同じ感触が残りますが、価格は高いです。この記事では種目ごとに公式と安い代替の両方を置きます。数字が本番と結びつくエルゴだけ、代替はおすすめしません。
重量は2026/27シーズンのシングルス規則です。スレッド重量はソリ本体込みです。価格は国内の販売目安で、実売は変動します。
1. 全8種目と、公式/代替の分け方
8種目のうち、機材が要るのは7つです。バーピーブロードジャンプだけ床があれば足ります。公式を全部揃える必要はありません。クラスを公式仕様で回すならCENTR、自宅で回数を踏むなら代替、というのがいちばん無駄が少ないです。
| 種目 | 距離・回数 | 公式 | 代替 |
|---|---|---|---|
| 1. SkiErg | 1,000m | Concept2 SkiErg | しない(中古のConcept2) |
| 2. Sled Push | 4×12.5m | CENTR スレッド+プレート | VEROMAN スレッド+RITFITプレート |
| 3. Sled Pull | 4×12.5m | 同じスレッド+CENTRロープ | VEROMAN(ロープ付き) |
| 4. Burpee Broad Jump | 80m | — | 機材なし |
| 5. RowErg | 1,000m | Concept2 RowErg(標準脚) | しない(中古のConcept2) |
| 6. Farmers Carry | 200m | CENTR Octo 24kg | IVANKO 16/24kg |
| 7. Sandbag Lunges | 100m | CENTR 20kg | Elerobe サンドバッグ |
| 8. Wall Balls | 100回 | CENTR 6kg(直径約35.5cm) | NISHI メディシンボール(4/6kg) |
部門別の重量(シングルス)
| 種目 | Women Open | Men Open / Women Pro | Men Pro |
|---|---|---|---|
| Sled Push(ソリ込み) | 102kg | 152kg | 202kg |
| Sled Pull(ソリ込み) | 78kg | 103kg | 153kg |
| Farmers Carry | 2×16kg | 2×24kg | 2×32kg |
| Sandbag Lunges | 10kg | 20kg | 30kg |
| Wall Balls | 4kg(高さ2.70m) | 6kg(男子3.00m/女子Pro 2.70m) | 9kg(高さ3.00m) |
ウォールボールのターゲット高は部門ではなく性別です。女子2.70m、男子3.00m。スレッドはプレートの合計ではなく、ソリ本体を含んだ重量です。
2. SkiErg:公式はConcept2。クローンは使わない
Station 1は、最初の1kmランの直後に来る1,000mです。腕だけで引くとすぐに肩が終わります。股関節を折って体幹と背中でハンドルを落とす、クロスカントリースキーの動きです。レースの平均ペースを作る種目なので、モニターの数字が本番と同じ機械かどうかが重要です。
公式はConcept2 SkiErgです。現行もPM5で、2026年9月時点にPM6はありません。壁付けかフロアスタンドかを選べます。ジムで動かすならスタンド付きが扱いやすいです。国内正規のスタンド付きは税込約220,000円が目安です。
安いスキーエルゴは、引きの感触も500mスプリットも違います。練習で出した数字をレースに持ち込めないので、代替にはしません。予算を落とすなら、別メーカーではなく中古のConcept2を探してください。
- 公式を選ぶ人:SkiErgのタイムを合わせたい人。クラス導入するジム。
- 代替:なし。中古の同じ機械だけ。
公式:Concept2 SkiErg
3. RowErg:公式はConcept2。標準脚を第一候補に
Station 5はレース中盤の1,000mです。すでに脚と背中が疲れたあとで、漕ぎの約6割は下半身です。SkiErgと同じ空気抵抗のフライホイールなので、ダンパーとストローク数の感覚を揃えておくと失速しにくいです。
2021年以降の正式名称はRowErgです。脚は標準(シート高約36cm)とトール(約51cm)があります。レース会場で見るのは標準脚が多いです。トール脚は立ち上がりやすさ向けで、必須ではありません。モニターはSkiErgと同じPM5です。
安いローイングマシンは漕ぎもペース表示も違うので、1,000m対策の代替にはしません。安くするなら中古のConcept2 RowErgです。
- 公式を選ぶ人:中盤1,000mのペースを合わせたい人。
- 代替:なし。中古の同じ機械だけ。
公式:Concept2 RowErg(標準脚)
4. スレッド:公式CENTRと、ロープ付きの練習用
Station 2がプッシュ、Station 3がプルです。どちらも4×12.5m(合計50m)で、レースで脚と心拍がいちばん上がる区間のひとつです。カーペットやターフの上を滑らせ、ポールにプレートを積んで負荷を変えます。表示重量はソリ本体込みなので、プレートの合計だけ見ないでください。
プッシュだけではプルの感覚は再現できません。公式はスレッドとパワーロープが別売りです。練習用のVEROMANはロープが付属します。床はターフかカーペットが前提です。
公式:CENTR HYROX スレッド
本番と同じ持ち手と滑りです。クラスでOpen/Proの重量を出し分けるなら、公式ソリの方が説明しやすいです。国内目安は税込約82,500円。プレートとロープは別売りです。
公式:CENTR パワーロープ
プル用です。公式は全長15m、3mごとに目印があります。スレッドには付属しません。
代替:VEROMAN パワースレッド
プッシュとプルの両方に使えます。ロープ付きなので、公式ロープを別途買わなくてよいです。滑りと持ち手は公式と違いますが、前傾して押す・ロープで引く練習には足ります。
代替:RITFIT プレート
5〜25kgです。公式CENTRプレートは20kg一枚で税込約37,400円と高いので、積むだけなら一般プレートで十分です。すでにプレートがあるジムは、それを使ってください。
5. ファーマーズキャリー:公式OctoとIVANKO
Station 6は200mです。両手に1個ずつ持って歩きます。Open女子16kg、Open男子/Pro女子24kg、Pro男子32kg。ハンドルの太さと、置いたときに倒れにくいかが本番の感触に出ます。両手分で2個必要です。
公式:CENTR Octo ケトルベル 24kg
八角形で転がりにくく、本番のキャリーに近いです。24kgはOpen男子とPro女子の重量です。16kg/32kgは同じシリーズで揃えます。1個売りが多いので、ペアで2個見てください。
代替:IVANKO ケトルベル
必要なのは重量です。丸いIVANKOでも、16kg/24kgが合っていればキャリー練習はできます。形の安定は公式に譲ります。Pro男子は32kgを足してください。
6. サンドバッグランジ:公式20kgと充填式
Station 7は100mのランジです。肩に担いで、膝が床に近づくまで下ろします。バッグの長さと担ぎ位置が違うと、歩幅も落下位置も変わります。Open女子10kg、Open男子/Pro女子20kg、Pro男子30kgです。
公式:CENTR HYROX サンドバッグ 20kg
レース向けの長さと担ぎ位置です。Open男子とPro女子ならこの20kgで足ります。砂が別売りのことがあるので、届いてからの充填を見てください。
代替:Elerobe サンドバッグ
肩に担げて、部門の重量まで入れられる充填式なら公式でなくてよいです。ダンベルを肩に乗せる代用は、落ち方も歩幅も違うのですすめません。
7. ウォールボール:公式6kgとメディシンボール
Station 8は最後の100回です。しゃがんで起き上がり、決められた高さのターゲットに当てます。公式球は直径約35.5cmで、持ち方もバウンドもメディシンボールと違います。ターゲット高は女子2.70m、男子3.00mです。公式リグは高いので、練習は壁に印を付けるだけで足ります。
公式:CENTR HYROX ウォールボール 6kg
Open男子とPro女子の競技重量です。直径約35.5cmなので、最後の100回の軌道を本番に寄せたい人はこちらです。Open女子は4kg、Pro男子は9kgです。
代替:NISHI メガソフトメディシンボール
1〜6kg展開です。回数と重量の練習なら4kg/6kgで足ります。直径は公式より小さいので、持ち方と落下位置は本番と違います。Pro男子の9kgはこのシリーズでは足りません。
8. バーピーブロードジャンプ:買う機材はない
Station 4は80mです。胸を床につけて、両足で前へ跳ねます。マットも箱も不要です。必要なのは距離を測れる床と、ターンの位置だけです。機材リストから外して問題ありません。
9. 個人とジム、どちらを先に揃えるか
- 個人(Open男子の例):Concept2はジムのマシンを使う。自宅はIVANKO 24kg×2、サンドバッグ20kg、ウォールボール6kg(またはNISHI 6kg)。スレッドは床が許すならVEROMAN。
- 個人で公式を1つ足すなら:ウォールボールかサンドバッグ。最後の種目と担ぎ位置が、代替との差が出やすいです。
- ジムのクラス:SkiErgとRowErgはConcept2。スレッド、ロープ、Octo、サンドバッグ、ウォールボールはCENTRがあると部門の説明がしやすいです。プレートは一般品で足ります。
まとめ
- 代替しない:Concept2のSkiErgとRowErg。数字をレースに持ち込むならこの2台です。安くするなら中古。
- 公式と代替の両方がある:スレッド、ロープ、ケトルベル、サンドバッグ、ウォールボール。感触を寄せるならCENTR、回数を踏むなら代替。
- 買わなくてよい:バーピー用の器具。VEROMANを買うなら公式ロープも不要です。
全部を公式で揃えなくて大丈夫です。自分の部門の重量から、エルゴ以外は公式か代替かを種目ごとに選んでください。